今はまだ途中にいる
2024-12-01
起きると11時半くらいで、下の階に降りると誰もいなかった。もう12月だ。遠くに住んでいる女の子と前に会ったのは10月の半ばだった。
冷蔵庫には耐熱容器に入ったクリームシチューがあった。1皿分よりはちょっと多いぐらいに見えたが、とはいえ取り分けるほどの量でもなかった。容器の蓋だけ取り変えて電子レンジで温めた。2分半くらいと見たが全然温まっていなかった。1度蓋を開けて混ぜてから、1分半くらい延長した。
フランスパンも残っていたのでトースターで焼いた。起きるのが遅かったせいでほとんど昼だったが、上品で優雅な冬の午前中だった。理想的な日曜日の朝と言っても良かった。
今週の週末は飲みすぎてもいないし、ゆえにダウンしている時間もなかった。昨日は眼鏡を買いにいったが、結局ぴったりくるものがなくてやめてしまった。完璧主義という言葉は悪くない(むしろポジティブな)印象を与えるが、実質的には次善を選べない疾患みたいなものだなと思った。それで何も買わず電車に乗って、中央線の一番端の席に座ってずっと寝ていた。それでしばらく眠ってから反対方向の電車に乗り換え、家の最寄り駅で降りた。
今日は業務上読まなければいけない本も読んでしまいたかったし、昨日からGoogle Cloudについて勉強しようと思って読み始めた本もできれば読みたかった。つまり、義務的な本と自発的な本があった。それとインターネットメディアの更新も進めたかったし、何より部屋探しを進めたかった。できればピアスと洋服も買いたかった。
結果として、義務的な本とインターネットメディアだけが進んだ。ページ番号の色の設定を変えてCurrent Pageがわかる標を示すという、全然後回しでいいような実装まで完了した。記事も2本増え、メディア上に存在しているコンテンツの文字数は全部で2万8千字あまりになった。10万字くらいにならないとまとまった量とは言えないし、公開するにも値しないように思えたが、それはしばらく達成できない目標に見える。このサイトだってほとんど誰にも言わないまま半年くらいが経過している。考え方を変えるなら3万字弱といってもちょっとした卒論くらいの文章はある。それだけあれば最低限とはいえ、少しは僕の性質についてのまとまったデータといえるかもしれない。
前に書いた記事よりも直近に書いた記事のほうが読める。日記を書き始めたのも今年の9月のことなので、3ヶ月くらいしか経ってはいないのだが、それぐらいの期間でもいくらかは出力文章の品質向上がみとめられる。特に(主観的な評価によるところでは)、「〜だ」とか、「〜である」といった断定表現をわざとらしくなく適切に使うことができるようになってきている。これもひとつの達成目標だった。とはいえ新しいものが常に良いというわけでもなく、昔好きだった女の子に向けたポエム(前に書いて公開していない。でもGitHubには載っている)が一番よく書けている。文章技術の影響は軽微で、文章に含まれる時間も後悔も埋め合わせることはできない。
部屋探しが一番すべきことだった。それ以外のことをしても僕の時間を進めたことにはならない。
今日はたくさん文章を書いたから、日記はこれぐらいにしておく。明日の仕事も文章を書く仕事だ。